おはようございます。
(一社)全国古民家再生協会 岡山第一支部の
支部長の正田(まさだ)です。
シリーズでお届けする
古民家の選び方_その2
最近、倉敷での町おこしの関係もありますが、
『空き家古民家の購入や選び方』についてよくご質問を受けることがあります。
そうなんです。
古民家ブームで、住まれている古民家だけでなく、古民家の購入を真剣に考えられている方より
本当にこの古民家を購入して大丈夫か迷っています、、、、。
建替えするか古民家を残せるのか分からないんです、、、、。
古民家の断熱や耐震って大丈夫なんですか、、、、、。
古民家の予算は新築よりかなり高いんですよね、、、、。
というお声をよくお聞きします。
今回は、古民家の特徴についてお話しをさせて頂きます。
古民家の調査や相談にお伺いすると、
皆さん口をそろえて言われることが3つあります。
それは何でしょうか???
それは、下記になります。
1,暗い、
2,寒い、
3,使いにくい
何だか想像がつきますよね。
燦燦と光が降り注ぐ古民家を見たことあるでしょうか?
断熱バッチリ!暖かいな~という古民家みたことあるでしょうか?
動線バッチリ!寝室からもトイレが近いし家族のリビングからお風呂が近い!
古民家で見たことがありません。
どうしてでしょうかね?
まず、1つ目の燦燦と光が降り注ぐ古民家がない理由は?
どうでしょう?
明るい古民家、リビングがあっても良いですよね。
特に古民家のキッチンは暗くて寒いとかなり奥様方からは不評です。
キッチンが暗くて、寒い。
それは、昔は電気がなく食品をあつかうキッチンは食中毒のリスクがあるからでした。
そうですよね。
魚さばいて、燦燦と光が降り注ぐ、、、、即体調崩してしまいます。笑
この奥様方から不評のキッチンも意味があったのです。
しかし、現代の電気のある衛生的な生活の中では暗い・寒いは少し抵抗がありますね。
そこで、よくある現代の古民家再生が暖かい客間付近にリビングやキッチンを持ってくる動線を
変えるリフォームです。
こちらは、費用は掛かりますが古民家再生された方には満足度が高い再生工事になります。
もし古民家を選ばれる際は、この動線変更を意識して工事や物件選びをされると良いかと思います。
古民家の動線を現代へ。
こうして古民家が現代の生活に溶け込んでいきます。
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(一社)全国古民家再生協会 岡山第一支部
支部長 正田順也
(一社)全国古民家再生協会 中四国担当理事
(一社)全国空き家アドバイザー協議会 岡山県倉敷支部 事務局長
下津井sea village project 事務局長
しもついシービレッジ(株) 専務理事
児島商工会議所 建設部会 部会長
しもついむすびさんかく屋 営業部長
多くの古民家再生実績と官民連携での数々の空き家の利活用の経験をもつ。建築士・宅建士・古民家・空き家と総合的な解決支援を得意とする。最近では古民家の調査から利活用などの提案、町おこしでは古民家を移住者施設に改装や地域の古民家を守りながら啓蒙活動を行う。