おはようございます。

(一社)全国古民家再生協会 岡山第一支部の正田です。

本日はあいにくの雨ですが皆さん運転気を付けて下さいね。

 

以前、施工をさせて頂きました、倉敷美観地区の宿です。

外観を見て頂ければよく分かるのですが、お庭のビフォーアフター。

前の写真は土のまま。後の写真には緑や石が配され建物を引き立てています。

最近、建っている家をみると家は建てたけど庭まで、、、、というお家もお見掛けしますが、

建物において庭工事は無くてはならない存在なのです。

建物計画時に外構計画もセットで計画し、アプローチからの見え方や室内から庭を見せるなど考えることは住まいが豊かになります。最近ではセットプランや家の企画化が進んでどのお家も同じような形やデザインになりがちですが、敷地に合わせたり、周りの環境に合わせたり、庭が見えたりを考えた設計は非常に重要になります。

いくら良い家づくりの技術があっても、いくら低価格でお買い得感のある家であっても、建てる場所や環境などは一つとして同じ条件はありません。

古民家再生は、職人や監督さんの技術や経験、そしてそれを活かす設計による計画とセンスのバランスが大切だと思います。

ガスの暖炉も入って落ち着いた空間に。火があると落ち着きますね。

今回こちらの宿泊施設は、知り合いからご紹介いただいたオーナー様と設計事務所さんなどと協力しながら建築しましたが、蔵を宿泊施設にするということで良い勉強になりました。

これから、多くの方がこの蔵にお泊り頂き古民家の良さを感じていたければ嬉しいです!

施設:阿知の庄蔵の宿
設計:TT Architects, Inc. 高吉輝樹 / Teruki Takayoshi
施工:株式会社なんば建築工房 / Namba Architect Studios Co.