皆さん、おはようございます。
人の住む家は、人の手でつくる。
(一社)全国古民家再生協会岡山第一支部の正田です。
地域の古民家は地元の大工が守っていく。
昔は地域に根差した大工がその地域の建物を守っていく、、、家守りです。
日本の家づくりの原点を語るうえで大切な『普請』と『結』という考えで地域の建物は守られてきました。
普請とは、広く平等に資金・労力の提供を奉仕することであり、社会基盤を地域住民で作り維持していくことです。
近代まで、地域の建築は地域の公共事業であり、それを支えるのが地域扶助の精神でした。
日本の家づくりの精神はここから始まります。
そして、その地域扶助の考え方は『結』といい、小さな集落では無償で手間と材料を出し住民総出で共同作業を行う
相互扶助の精神で家づくりはされてきました。
そして、この『結』の精神は日本人の助け合いの文化を培ってきたと考えられます。
よく、外国から日本人の民度の高い行動が称賛されますが上記の助け合いの精神が日本人の素晴らしい国民性を作って
来たのだと思います。
このような古民家を1棟でも残していきたい。
そして、壊されていく古民家も古材だけでも救い出し、利活用してく。
新築や経済性、そして性能やデザインがもてはやされる現代。
もう一度、先代の残す古民家を見て建築を考えていきたいと思います。
ブログ
(一社)全国古民家再生協会 岡山第一支部
支部長 正田 順也
(一社)全国空き家アドバイザー協議会 岡山県倉敷支部 事務局長
下津井sea village project 事務局長
しもついシービレッジ(株) 専務取締役
児島商工会議所 建設部会 部会長