皆さんおはようございます。
本日は古材について少しだけ。
古民家の再生において、古材というものがあります。
古材?!皆さん聞いたことがありますか?
古民家が解体された時に出る構造躯体の梁や柱などの木材を古材と呼んでいます。
古材の定義は、築50年以上(実質は戦前の建物)の伝統工法の建物からでる材木をさします。
何といってもこの古材の魅力は、先人の技術が詰まった手仕事が垣間見えることです。
昔の古民家の材料の多くは地元の材木を切り出し地元で使うというものが普通でした。
いわゆる地産地消です。
こちらの松丸太ですが表面が波打っているでしょう!
こちらはどうしてかというと、切り出してきた丸太の皮を釿(ちょうな)という斧のようなものです。
L型に曲がった刃物を振り下ろし木の表面を削るための道具として使われてきました。
このような感じです。
今では電動工具が普及して電動鉋(かんな)などで表面を削りますが戦前の古民家の梁ではこのよう
な仕上げが見られます。なかなか味があると思います。
現在、(一社)全国古民家再生協会ではこのような古材を集め全国に古材倉庫をつくり古民家の古材を
再利用し守る活動を続けています。また、現代の環境問題にも大きく寄与していきます。
◆古材倉庫のご案内
日本の住文化の象徴である古民家の魅力を伝えていくこと。
私たちの使命だと感じています。